「心と綺麗の架け橋」に込められた想い
サロン名の「エシェル」はフランス語で架け橋を意味する。お客様とスタッフの間に心と美しさの架け橋を架けたい——その思想が、echelle(本店)のすべてのサービスに通底している。カウンセリングではなりたい姿だけでなく、周囲からどう見られたいかという視点まで掘り下げ、ヘアスタイル・メイク・ファッションを横断した提案に落とし込んでいく。コミュニケーションを何度も積み重ねた先に、その人本来の美しさが現れるという考え方がechelle(本店)の根幹にある。
「担当スタイリストが自分の言葉にならないイメージまで汲み取ってくれた」という声がSNS上で散見される。初来店時に希望を伝えきれなくても、施術中の会話のなかから好みの方向性を引き出してくれたという感想も目立つ。こうした口コミの多くが、技術面よりも「話を聞いてもらえた実感」に言及している点は興味深い。リピーターが自然と増えていく背景には、仕上がりだけでは測れないコミュニケーションの厚みがある。
ヘアからアパレル・撮影まで一箇所で完結する構造
echelle(本店)はヘア・メイク・マツエク・着付けを同一サロン内で受けられる体制を敷いており、成人式や七五三、ウェディングといったイベント前に複数店舗を回る手間が発生しない。独自に展開するアパレルラインを持っているため、ヘアスタイルとの調和を意識した服装提案まで一連の流れで進む。併設のフォトスタジオでは衣装選びから撮影までを一括で対応し、仕上がりに統一感が生まれやすい。季節行事だけでなく、日常のコーディネート相談にも使われている。
個人的には、美容室がアパレルと撮影スタジオを自前で持っているという構造自体がかなり珍しいと感じた。いわゆる「トータルビューティー」を掲げるサロンは多いが、ファッションアイテムの企画・販売まで手がけている例はそう多くない。サロン発のファッションを日常に取り入れることで、来店時だけでなく普段のスタイリングにもサロンの世界観が反映されていく。美容室の枠を一歩踏み出した事業展開が、echelle(本店)の輪郭をはっきりさせている。
水と設備から組み立てる施術環境
シャンプーに使用しているのは富士の天然水で、不純物を極力排除した水質が頭皮や髪への負担軽減につながっている。全席にフルフラット式シャンプー台を導入しており、後頭部を枕に預けるだけで首に力を入れずに済む設計になっている。髪質改善メニューではTOKIOや酸熱トリートメントといった最新技術を採用し、ダメージを抑えながら髪の状態を整えていく。デザイナーズサロンとして設計された内装も、施術中のリラックス感に直結する要素のひとつだろう。
待ち時間にはインナービューティードリンクや温かいスープ、HOT・COLDのお茶・コーヒーが用意されている。タブレット端末には動画配信サービスや雑誌アプリ、ゲームが入っており、紙の雑誌も選べる。電子機器が得意でない来店客にも配慮が行き届いていて、「待っている時間が苦にならなかった」という感想を持つ利用者も多い。
HOT PEPPER Beauty AWARD 5年連続エリアMVPの裏側
平塚駅から徒歩約2分、無料駐車場15台完備という立地条件に加え、平日・土曜は20時まで、日曜も19時まで営業し定休日を設けていない。地域に根ざして10年を超える営業のなかで、HOT PEPPER Beauty AWARDエリアMVPを5年連続で受賞した実績が積み上がった。ショートからロングまでスタイルの幅を問わず対応しており、骨格や髪質を踏まえた提案がリピート利用の起点になっている。トレンドを取り入れつつ価格以上の仕上がりを届けるという方針が、数字として表れた形だ。
来店者の年齢層は10代から60代まで幅広く、家族で通っているケースも少なくないという。ある利用者は「母と娘で同じ日に予約を入れて、それぞれ別のスタイリストに担当してもらっている」と話していた。世代をまたいで通えるサロンというのは、技術だけでなく居心地の良さが揃っていないと成立しにくい。年中無休の営業体制が、仕事帰りや休日しか時間が取れない層の来店ハードルを下げている。


